意識をしてるようでしていない髪型の選び方

エッシャーの「天国と地獄」の画ですけれども

図地反転の様式と呼ばれるものです。

 

図の「等価」性と

地の「変容」の二つの要素を含んだ独特の様式ですけれども、

 

エッシャーは

心理学でいう「ゲシュタルト心理学」の反転図形や、

イスラム文様のシンメトリー図や、

結晶学や数学から強い影響を受けてこのような

図地反転の造形を積極的に利用した作品を多く残したのだそうです。

 

 

ラフそうに見えて、バシッとした場にも映える髪型。とか、

髪型には抜け感があるけど、服装やメイクとの組み合わせ次第で

浮きすぎないロングのパーマスタイルなども、

こういった知覚を無意識に利用して作っているんですけれども、

髪型の場合は

先に地があって、図があって、

形と量感と実在的な「空間」の概念がはいってまいりますので、

いわゆる「3D」の世界なんですけれども、

造形としての髪型の中に「印象」の要素を加えると、
いわゆる「美容室で切った」という髪型ができあがります。

『造形的に正しい。』というのが、大昔の床屋カットです。整髪とか調髪の分野です。
あのきちっとしたかっとが古臭くて嫌だといって美容室へ通う男性が増えた原因です。

今ではそうでない床屋さんもだいぶ増えましたけどね。

 

前髪はすとんと垂らすけれども他はパーマをかけて

少女性の中に大人の要素をいれるとか、

最近の男性の3ブロックでトップから前髪にかけて前下がりのショートにするだとか

ああいったのも、反転の要素を入れたものといえるでしょうね、

 

 

 

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