解剖生理学からみるトリートメントで髪が治らない理由と、傷ませない為に必要なこと。

 

 

こちらの動画は看護師さんなんかが勉強する「解剖生理学」を

わかりやすく講義されている動画なんですが、

この動画をみていただくとお判りいただけると思うんですが、

人類は未だ、「細胞は作り出せない」。ということなんです。

つまり、

髪につけるトリートメントで髪が治ることはない。という結論なんですが、

トリートメントをつけて髪が治るのであれば、

人類はips細胞を差し置いて、トリートメントによって「細胞を作り出すことに成功した」というトンデモ理論が展開されてしまう。ということなんです。

 

で、

実際にトリートメントによって髪が「治る」ことはありません。

角化し分裂を終えた細胞の塊である髪の毛は、その細胞をいかに「傷つけずに、保つこと」ができるか。

これが現段階の「トリートメント」で考えられ得るベストな方法です。

トリートメントの効果に何を期待するかによって

・髪をコーティングする

か、

・髪の細胞の劣化(酸化)を防ぐか  の、

どちらかの方法を取るしかないのですが、

現在、髪のバサバサ感を緩和するために手っ取り早く髪をコーティングしてしまう方法が

一般的に広まっていて価格も安価なトリートメントです。シリコーンてやつです。
話がそれますが、シリコーンの原料って、何かって簡単にいうと「石」です。ケイ石という鉱石をあれやこれやして作られています。その数、数百種類。

そしてその対に位置するのが、

髪の酸化を防ぐ、酸化した髪を還元して元の状態に戻していく。

これが、うちが推している電子トリートメントの役割なんです。

で、

私は、美容師として、コーティング系のトリートメントは髪に害をなす。とお客様にお伝えしています。

有機物である髪の毛を無機物であるコーティングを重ねていってしまえば、
中の髪の毛はどんどん劣化していって切れ毛になったり

カラーやパーマも薬を弾いて、明るくできなかったり、パーマがかからなかったりと、その目的を果たすことができなくなりますし、

髪も元々ある本来の柔らかさを失い、コーティングが厚くなって固くなっていきます、

次第に、髪の毛自体に水分や脂質も劣化が進み、ぱっさぱさになって艶を失い、元気がなくなっていきます。

すると、自宅などで

毎日のスタイリング、めっちゃやり辛い。

という状態になるからです。

当店にカットにくると、髪が柔らかくなってさらさらしているのは、

その為です。

そして、

その「細胞そのものを劣化させない」という

電子トリートメントを、肌に使い続けると・・・・

それはまた、そのうち書きます。

 

 

 

 
余談ですが、
シャンプーやトリートメントに含まれるシリコーン開発している会社といえば
「経営の神様」といわれる
金川会長の世界の信越化学さんでございますけれども、この本は素晴らしい内容でした。
一瞬、「株、買っちゃおかな。」と思いました。


髪をシリコーンでびっちり固めておられるあたり、まっとうなご商売をしておられると感じざるをえませんね。そんなこと言ってると怒られますよ。

この会社が元気なうちはシリコン入りシャンプートリートメントはなくなることはないな。

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