美容師になったのは17歳の頃です。
住み込みという形で働き始め、
8年間の修業期間を経て、25歳の時に独立開業。
以来、15年に渡り、今年、40歳を超えて、
美容師になって以来、
はじめて
危機感を感じている毎日です。
まさに青天の霹靂。こんな日が来るとは、思っていなかった。
というのが正直なところです。
実は、
現在12歳になる娘が、
「美容師になる」と言ってきたのですが、それ以来、
美容師としての言い知れぬ危機感を感じています。
なぜか。
それは、「俺は、海原雄山のようになれるのか。」という一点です。
まだ私が若いころ、
もし、自分の娘や息子が美容師になるって言いだしたら、
漫画「美味しんぼ」における登場人物、
「山岡史郎と海原雄山」
のような親子関係にあこがれていたのです。
「あの小娘は私の生み出した出来損ないだ!!」とあの感じで言えるかどうか。
そしてその後なんやかんやありーの、
「ふっ。あの小娘め・・・。」と対立する一方で陰では認めるというツンデレのオヤジになれるかどうか。
これを実現するためには、
私がまず、「海原雄山」にならなければならないため、
美容師としてより高みを目指さなければならないと。
並々ならぬ仕事に対しての意欲というか、
圧倒的な差。これを先ずは身に着けることを最優先に考えて、日々の行動、選択、決断をして参らねばなりません。わくわくしますね。
あやつが、社会に出る前に、なんとしてでも海原雄山的な立ち位置を確立せねばならない。
そういうわけで、ございます。
これから私は、美容業界の海原雄山を目指して邁進してまいりますので
どうぞ皆さま、よろしくお願いいたします。
お願いされても困ると思うのですが、よろしくお願いいたします。