今月の始め、祖母が亡くなりました。
せっせと祖母の遺した品の処分をしております。
物持ちの良いと言えば聞こえはいいですが、
物、物、物。永久に「モノ」が出てきます。
服にサプリメント、怪しげな健康グッズに
賞三毛減のきれたカップ麺。
ずっと使っていなかったであろうバッグとか、使い倒したバッグとか。
こんなに使わないものを残しておいて、
どうするつもりだったんだろうか。
晩年はもう、捨てるのが億劫というか、
捨てる作業の事を考えて、諦めたことが推察されます。
まったく使っていない、安物のヘアケア商品も、
たくさん出てきました。
んー。やはり女性の特徴でしょうか。
「買って、満足。」
まったく手を付けられていないヘアケア・スキンケア関連が
ごろごろと出てきました。
馬油とか。椿油とか。毛染めとかも。
使うことによって得られるベネフィットよりも
「買う」という行為によって満足感をえていたのではないかと、
そう思うくらいの量でした。使えよ。と思うんですが、
ま、女性にとって、美とは、
そういうメンタルヘルス的なこともあるのでしょうね。
○○という流行りのヘアケア買った私、意識高い。うん、満足。
みたいな。
そういった祖母の想いには、
一切浸ることなく、
無心で「この家に在るものすべて」をゴミ袋に放り込んでおる毎日です。
すごいですよね、
常にご先祖に対する感謝を持て。というものの、
あまりに多すぎると
「多すぎや。」
ふつうに愚痴が出ます。