「秒で終わりましたね。」
と、
まあ、「早いですね」の意味合いでしょうね、
カットが終わって、あるワカモノのお客様から言われたんですけど、
反射的に、
(あ。ムカつく。)
イラっとしてしまうようになりましてね。
ぜんぜん意図的ではないにせよ、そのような感情が湧きました。
このお客様にしても悪気もないでしょう。あくまでもスラングはスラング。単なる流行りモノなのですが、
自分世代ではまず使うことのないスラングに対して、前述した通り、(ムカつく。悪い意味で。)感じるようになってしまったんですね。
そしてついでにいうと、
画像加工アプリのSNOWとかで犬化してる「産地偽装のそこそこ美人」とか見ても、イラっとしてしまう。
実物の肌荒れマックスの君と、ぜんっぜん違うやんか。と。
然し、かのものは言います「盛れてなんぼでしょ」。
確かに、画像加工での変身も性選択における適者生存の理には適っている戦略なのでしょう。
本能的に、進化人類学における比較文化論に記されているように、
「幼児性」や「表現性」といった他者から選ばれるメカニズムを感じ取ってのことと思います。
なので大局的には「正しい」と言わざるをえません。
しかし、どうも(納得いかん。)と穿った見方をしてしまう。
負の感情を感じてしまうのだよ、おじさんは。何度も言いますけど、あくまでも「意図的ではないにせよ。」ですよ、もちろん。
ワカモノ言葉を使うなって話ではないんです、何があろうと「お客様は神様」って、昔の人が言ってましたからね。
時代がかわれば言葉使いも変わりますしね。
平安時代からワカモノ言葉ってのは世代の中で代わるがわる生み出されてきているという文献もあるくらいです。
きっと私が20代前半くらいの頃にはひとまわりもふた回りも年上のおじさん方にはそう思われていたでしょうし。
これはきっと、
本日をもって私も、保守的な大人の仲間入りを果たしたってことなんだなということを、改めて実感しました。
ちょっとだけショックです。