全美連は2017年5月10日開いた第371回理事会で、平成27年9月1日から28年8月31日までの1年間の美容所賠償責任保証制度における事故件数、賠償金支払金額を公表した。事故件数は414件で前年度より微増だったが、支払金額は3076万円で、521万円(20%)と大幅に増えた。
事故で多いのはヘアカラーにともなうもので、対人・対物とも最多だった。
支払金額が大幅に増えたのは、身体賠償事故が182件と前年度に比べ38件と大幅に増えたことによる。逆に財物賠償事故は減っている。
身体賠償事故のベスト5は、
①ヘアカラーによるもの・54件
②切りキズ・26件
③やけど・24件
④施設の欠陥によるもの・23件
⑤パーマネントによるもの・15件
だった。いずれの事案も前年度に比べ増えている。
なお、期間中の加入者数は5万6903人だった。前年度に比べ1582人の減となっている。
ヘアカラーによるアレルギーで頭皮がかぶれたり、炎症を起こしてしまった
そのような症状を発症している方
増えているそうです。
これ、美容師や美容室側と、薬剤を提供する製造メーカーと、消費者であるお客様の3者間で、
まだまだ充分に情報提供
なされていないってのが、問題の本質です。
「今回、ちょっとしみてヒリヒリしたなあ。」から始まって、
いきなり頭皮がかぶれたり、頭皮の皮膚がただれたりね、
場合によっては、髪の毛がごそっと抜け落ちたり、
重篤なアレルギーがでれば、呼吸困難に陥って救急車を呼ばなければなりません。
いやでしょ。そんなの。
で、美容師には、単に髪をいじくりまわす以外にも役割があって、
お客様の身体の健康状態を把握(バイタルチェック)することも、
実は業務の中に含まれているんです。
私もお客様の頭皮などをみて、
割と、やんわりとソフトに
「今日はやめておいた方がいいですよー」とかね、言う時があります。
それは、目視の時点で頭皮に炎症が見られたり、小さなかぶれなどの症状があったりする場合です。
「私は大丈夫。」だとか、
「いつものことだから、とにかく染めたいから、染めて!」
と言う人も私の友人・身内にもおりますけれども、
いつも大丈夫だからきっと大丈夫。って、そういうことじゃないんだわ。友よ。
脅かす意図は全くないんですけども、
私もね、こういうネガティブな情報ってできればあまり書きたくないんです。
でもね、
一度、Googleで「ヘアカラー かぶれ」で検索してみてください。
参考リンク→https://arekore31.com/2968.html
一度悪化して、こうなると、数年は苦しみますよ。
中には一生後悔するような致命的なダメージを追うこともあります。
アーティクルサロンでは、今後もお客様がずっと色々な髪型にチャレンジしたり、
サロンで過ごす時間をできるだけ安心していただけるよう、
「安全第一」で、ヘアカラーの施術を見送らせて頂くことがありますことを
ご承知ください。
おかげさまでアーティクルサロンを始めて10年、
一度も大きな事故などなく、サービス提供業務を行えておりますことを
感謝しております。
どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。