ともだちが干からびてきている話。

友人の女性が、見るからに干からびていっていまして、彼女の友人として心配しています。

こういうとまた、

「あーはいはい。また女子力うんぬんのお話ですか?」

的なご批判並びに、お叱りを受けてしまうのですが、

今回のは、いつものソレとは違いまして、

「地球上に住まう、個の生命体として」という意味で、干からびてきているのです。

齢35歳を迎え、独身、フリーターとして「私は、好きなことをする」といって

職場を転々とし、

あっちこっち旅をして、たまに気の知れた友人たちと楽しく過ごす。

インスタなどを見てればわかります。

まあ、いわゆる「自由気ままで楽しい人生」ですよね。

「いいよねー●●は。いつも楽しそうでさー」

「えーそんなことないよー、それなりに大変だよー」

活き活きとしているかのようにみえる、その顔に塗りたくられたカバー力が強めのファンデーションの

粒子と粒子の隙間から覗くのは、

紫外線と乾燥によるダメージ、

そして、「すきなことする。私。」と決意して歩んで来た人生の嶺。

美容師である私には、隠せません。一瞬で見破ります。

「お前。墓石みたいな肌してんな。」

と言うと、

お前はどうなんだ的な?切り返しがあるかとおもいますが、

いいじゃない。おれのことはさ。今は君の話をしてんのよ。お手手を膝において、引続きお読みください。

そこそこ、まあまあ、平均より上めの容姿を生まれながらにして持ち得た彼女は

長らく、ちやほやされすぎました。

「78点。」過去に私がそう発言した時、本気で殴られました。

ということは、

本人は「私はそれ以上の逸材である」と少なからず自覚していたのでしょう。

そんな彼女の、その老化を、劣化を、焦土化の進行を止めるられる人間は

私しかいない。そういう判断で、

「お前、墓石みたいな肌」宣言でした。

「絨毯爆撃を受けたのですか?」と、どっち言うか、迷いましたが、

なんか楽しそうにみんなで話しているし、この場は少し柔らかめの伝え方のほうが良いかな。

と思い、

「お前、墓石みたいな肌してんな」でした。

「お前、墓石みたいな肌してんな、花コウ岩か。」まで付け足そうかとも思いましたが、

彼女が万一、その岩種を知らなくて、

「花コウ岩?なにそれ。」となってしまうと、話がそちらの方へいってしまい、

「いま君に伝えたいこと」のポイントが微妙にズレてしまうかもしれんなあ。と思い留まりました。

全力で否定されておられましたので、

じゃあ、肌の写真撮らせて。この新しいiPhoneで。インスタにそのまま加工無しでアップするから。

「それは無理。」

ほら。そうじゃん。

という、ね、ことがありました。

もうすぐクリスマスです。

彼女にオススメしたいスキンケアセットをご用意しました。

このセットだけ使っといたら

肌に水分を与え、

髪にも水分を与え、

人生に水分を与え給う、

そのようなラインナップになってます。

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つらいよね、わかるよ。

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